境内を巡る

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東京都杉並区に建つ龍泉寺は、かつて門前を流れる玉川上水に、春は桜が清流に映え六月の蛍が飛び交う頃になると杉並でも指折りの名勝地でした。
現在もその様子を思わせるように空が広がり、春には桜が皆さまを迎えます。
居心地のいい空間で心清まるひとときをお過ごしください。

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御朱印について Red Ink Stamp

龍泉寺では御朱印の対応をいたしておりません。
ご了承ください。

安全祈願、玉川で亡くなられた方への供養

1 龍泉寺山門前
聖観世音菩薩像

龍泉寺山門前にある聖観世音菩薩像は令和 5 年1月吉日に、甲州街道の交通安全と地域の安全、お参りの方の安全そしてその昔、玉川上水公園になる前に玉川で亡くなられた方の供養のために建立いたしました。

悪縁を絶ち割って勝縁・良縁をつくり結ぶ

2 四面勝縁菩薩 勝縁石

この「四面勝縁菩薩立像」及び「勝縁石」は、龍泉寺二十四世の発願により建立され、令和四年十二月吉日に入佛開眼法要が行なわれました。
勝縁とは、勝った・負けた という意味の使い方ではなく、すぐれた縁(勝縁)を結ぶという意味です。それは悪い縁を消し 去り(消縁)、その縁を高め、昇華させ(昇縁)「勝」れた縁を呼び込む(招縁)ともいえるでしょう。
仏教の開祖である大恩教主本師釈迦牟尼仏(お釈迦様)の教えは、一言でいえば「今をどうより良く生きるか」を追求する教えです。ただし、より良い人生は一人だけでは成り立ちません。時に喜び笑い、時に耐え忍び、泣き悲しみ、他者との関わりと共生によって、より良く生きていくことを追求していきます。
しかし、「より良く生きること」は「楽に生きること」ではありません。生きていく以上、苦難を経験することもあります。その苦難は時には心が張り裂けそうになったり、塞ぎ込んでしまったりすることもあります。悪い縁、悪い癖、病など、自分一人では解決できないことも多々あります。そのような私たちに内在するマイナスな気持ちを変化させ、プラスに向けていくには少しのきっかけが必要なこともあります。

この「勝縁石」に自分自身のマイナスの気持ちを込めた玉を、気持ちを込めて投げ割ってください。
その悪縁を絶ち割って自分自身の殻をやぶり、より良く生きる新たな人生の一歩を踏み出すきっかけを与え、勝縁・良縁を作り結んでくれることでしょう。

小厄玉

四面勝縁菩薩御守が入っています。
玉を割ってから菩薩守りをお取りください。

一玉 二〇〇円 三玉 五〇〇円

大厄玉

龍泉寺結縁之証が入っています。
玉を割ってから結縁之証をお取りください。

一玉 五〇〇円

四面勝縁菩薩立像とは

厄玉を割る人々の願いを
四方から見守る菩薩

観世音菩薩(蓮)正面

慈愛に満ちた心で悩み苦しみを
音で観じ救済する

虚空蔵菩薩(如意宝珠)
裏面

慈悲の光で悩み苦しみから救済し
諸願を成就させる

普賢行菩薩(経典)右面

あらゆる場所に現れて教え導き
救済し大道を示す

大勢至菩薩(宝瓶)左面

智慧の光で包み悩み苦しみを
取り除いて救済する

勝縁石のお参り作法

勝縁菩薩像は台座から手で一周回すことができます。時間のある方は時計回りに一周回してから玉を投げ割りください。

台座を回す

勝縁石の右側に勝縁菩薩像があります。
台座から時計回りに一周回します。

投げ割る

玉に絶ちたい縁を吹き込み(気持ちを込める)勝縁石に向けて投げ割り、新たに良縁を結びます。

合掌一礼

参拝して功徳を積ませてもらったことへの感謝の気持ちを込めて、最後に一礼しましょう。

熱病などの病に霊験あらたかな
信仰を寄せる地蔵

3 北向地蔵(きたむきじぞう)

龍泉寺の境内には、江戸時代から庶民に信仰の厚かった北向地藏が安置されています。
このお地蔵さまは熱病などの病に大変霊験あらたかで、江戸時代、四谷に龍泉寺があった頃は毎日、このお地蔵さまにお参りに来る人で、にぎやかだった時期があったそうです。

今現在においても家族の健康を願って、熱心にお参りする方がお見えになるくらいです。 一般に仏像というのは、北向きには置かないものですが、昔は解熱のための特効薬もなくお地藏さまが北を向きいつも額に冷たい北風を受けて下さるお姿に当時の人たちは病人の姿と重ね合わせ、お参りをしたのでしょう。
どうぞ当時の庶民の切実な願いを思い、またご家族一同の健康を祈ってお参り下さい。

地藏菩薩の功徳を授かるように祈願・建立

4 干支地藏(えとじぞう)

干支地藏は、平成十五年(2003年)の龍泉寺開創四百年を記念して、当山二十三世 隆襌順次大和尚の発願により建立されました。
中国より干支の思想が日本に伝わり、日本人にとっては大変馴染みの深い干支ですが、それぞれの干支の年に生まれた人に地藏菩薩の功徳を授かるようにと祈願・建立されたのが、龍泉寺干支地藏です。
※地藏菩薩は、衆生の苦難を代わりに受け願いを代わって叶えんとする衆生の救済者であるといわれています。

干支は今から三千年以上前、紀元前十五世紀頃、中国の殷(いん)で、天空に輝く星の動きを基本にして、時間と空間を秩序づける方法として編み出されました。
十干(じゅっかん)と呼ばれる十個の記号、一ヶ月を三分割し十日(旬)を一サイクルとした時のものを、 日を数える呼び名として考え出されたものと、十二支と呼ばれる十二個の記号、もともとは植物の発生・繁茂・成熟といった成長過程を十二段階で表し、一年を季節によって十二に分けたものを、単独または組み合わせて日付や年、月、時刻、方位を表し、この十干と十二支を合わせたものを干支といいます。

日本へ伝わったのは六世紀頃で、佛教の伝来と同じ頃と考えられ、それが動物の名前で知られるとによって人々に親しみが生まれ、様々な意味が込められ、信仰の対象となっていったようです。
※十二支の動物をそれぞれ形にした置物は、その年一年間の縁起物・厄除けとして、古くから年毎に飾られる風習となっています。
※六十歳になると、十進法である十干と十二進法である十二支が一巡して元の年に還ることから、日本では還暦として祝う習慣があります。

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子(ねずみ年)

ねずみは多産であることから、子孫繁栄と災いを素早く察知して家を守るといわれいます。 特に白ねずみは福の神の使いとされ、よく働くことから人々に富を与え、財産を守るといわれています。 ねずみ年生まれの人は、働き者で行動は敏捷で、判断力が優れているといわれています。

丑(うし年)

うしは古代からインドなどでは「聖獣」として、信仰・崇拝の対象とされています。うし年生まれの人は気が長く、辛抱強い性格で目的に向かって歩み続ける根性と、闘牛の牛のような剛さも持っています。 そのため学問・芸術・物づくりにその力を発揮する力があるといわれています。

寅(とら年)

虎は「霊獣」とされ尊ばれています。「虎の子」の由来となった虎の「子煩悩」のようすから、子供を守る魔除けとされ、畑の作物を食い荒らす害獣を退治する神さまとして尊ばれました。とら年生まれの人は、気性強く、行動力が素早いといわれています。

卯(うさぎ年)

うさぎは家内安泰・五穀豊穣の象徴ともいわれ、その躍動感は何事も良い方に速やかに進む、大いなる飛躍の意味もあります。うさぎ年生まれの人は、やさしい性格と知恵が優れているといわれます。特に危機管理の知恵はすばらしく、常に先を読む才能をもっているといわれています。

辰(たつ年)

「龍」は、唯一の架空の動物で、日本では天候を司り、雨を降らせ人々に恵みを与え、魔を払う力を持つところから、神として崇められています。たつ年生まれの人は、気品が高く、勝ち気で行動力がありますが、余裕をもって控え目に行動するとよいといわれています。

巳(へび年)

へびは畑の作物を荒らす害獣に、睨みをきかす 畑の番人的存在から、稲作の守神として信仰されています。また、七福神の弁財天の使いといわれ、福徳を与える財産の守神ともいわれています。 へび年生まれの人は、金運に恵まれるといわれています。

午(うま年)

馬は昔から人々の間で、穀物の豊かな実りや、病気からの回復を馬に託して祈ってきました。昔は「初午」が盛んで、二月はじめの午の日に、牛馬やお蚕さんの健康を願ったお祭りをしていました。うま年生まれの人は活動力旺盛、人付き合いがよく、温情味豊かで、人の先頭に立つといわれています。

未(ひつじ年)

羊は「幸」という字の原点で、古代文字は土と羊の二つを組み合わせて「架」という字が作られています。土と羊を持っている人は、きっと幸せだったのでしょう。ひつじ年生まれの人は、努力家で誠実な性格といわれています。

申(さる年)

さるは水の象徴として、日照りや大火を防ぐ意味が込められています。また、人間の祖先の仲間とされている動物なので、多くの信仰の対象となっています。さる年生まれの人は頭がよく、手先も器用だといわれています。

酉(とり年)

とりは火の神・荒神様の使いであるといわれ、家内安全、その他、病魔退散や子供の夜泣き封じ、成長祈願などの願をかけられたりしています。とり年生まれの人は文・武・勇・仁・信の五つの徳を持つといわれています。

戌(いぬ年)

犬は不動明王の使いであるといわれたり、安産の守神として祀られています。いぬ年生まれの人は、誠実で義理人情に厚いといわれています。人を信じ、人に尽す心で接すれば、信望を集め成功するでしょう。

亥(いのしし年)

猪は縁起の良い動物で、田の神・作物の神、つまり農業神として崇められています。いのしし年生まれの人は、真面目で向上心に富み、出世するといわれています。猪突猛進だけではなく、余裕をもって対処する柔軟性を持つとよいでしょう。

江戸中期に作られた衆生救済の地蔵菩薩

5 六地藏

地蔵菩薩の6分身を指し生前の行為の善悪のいかんによって、人は死後に六道の境涯を輪廻・転生するといわれ、それぞれに衆生救済のために配される地蔵菩薩です。龍泉寺の六地蔵菩薩は江戸中期の作です。

龍泉寺境内に並ぶ様々な墓石

6 墓石群

龍泉寺境内には墓石をまとめて供養していますが、檀信徒の篤志の方から、古い石塔の寄贈や、歴史的に重要な墓石がございます。

一般墓地から樹木葬墓地まで

7 墓地

一般墓地

随時檀徒用墓地をご紹介いたします。
ご案内希望の場合は、事前にご予約頂きますようにお願いいたします。

龍泉寺永代墓地

龍泉寺では、毎年の管理費のかからない永代供養墓地がございます。詳細はお寺に直接お問い合わせください。

樹木葬墓地

樹木葬墓地について、当初は龍泉寺の方針で樹木葬には否定的でした。ですが、檀徒でなくても近隣に墓地がどうしても欲しいという方の問い合わせが多数あり条件付きではありますが樹木葬墓地を建立いたしました。詳細はこちらにお問合わせください。

ペット墓地

龍泉寺では、檀信徒の皆さま、近隣の皆さまの為にペット専用の墓地がございます。詳細はこちらをご覧ください。

開創から400年を越える厳かな本堂

8 本堂

龍泉寺本堂では葬儀・法事はもちろん、檀信徒様に向けて1月には新年祈祷会法要、お彼岸の時期には先祖供養法要など年間を通して行事を執り行っています。

曹洞宗 嶺玉山 龍泉寺

〒168-0073 
東京都杉並区下高井戸2丁目21−2

寺務受付時間・墓参時間・電話受付時間
午前8時より午後5時

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